弊社独自調査によると、2025年5月におけるケアプランデータ連携システムの導入事業所数が前月比で「-872」と大幅に減少しました。これまで増加傾向にあった中で、今回の減少は注目すべき点です。
この減少について、弊社が以前国保中央会へ問い合わせたところ、減少の主な経緯として、「利用申請が1年ライセンスであり、運用開始から1年が経過し、更新をしなかった事業所(使っていない事業所)の数だけ減少している」という説明がありました。
つまり、ライセンスの更新時期を迎えた事業所が、何らかの理由で更新を見送ったことが、今回の減少につながったと考えられます。意図的に更新しなかった事業所もあれば、更新を忘れてしまった事業所もあるかもしれません。
最新の調査では、全国の合計利用事業所数は9,007事業所となりました。詳細な都道府県別のデータと、これまでの増加状況は以下の通りです。
全体の利用状況(2025年5月)
前月比増加数 | 調査来増加数 | 調査来増加率 |
-872 | 1,550 | +20.8% |
調査来増加数ランキング
順位 | 都道府県 | 事業所・施設数 (2025年5月) | 調査来増加数 |
1 | 宮崎県 | 250 | 226 |
2 | 福島県 | 303 | 197 |
3 | 神奈川県 | 600 | 177 |
4 | 大阪府 | 582 | 146 |
5 | 京都府 | 391 | 131 |
調査来増加率ランキング
順位 | 都道府県 | 事業所・施設数 (2025年5月) | 調査来増加率 |
1 | 宮崎県 | 250 | +941.7 % |
2 | 福島県 | 303 | +185.8 % |
3 | 香川県 | 123 | +167.4 % |
4 | 熊本県 | 174 | +123.1 % |
5 | 和歌山県 | 149 | +112.9 % |
より詳細な都道府県別の月次推移については、ウェルケアの「ケアプランデータ連携システム利用状況」ページでご確認いただけます。
このような利用状況の変化がある中で、ケアプランデータ連携システムの「フリーパスキャンペーン」が注目されます。これは、ケアプランデータ連携システムの全ての機能を期間限定で無料で利用できるキャンペーンです。
キャンペーンの概要とメリット
ケアプランデータ連携システムの全機能が無料で利用可能。
利用方法
新規利用申請 | 2025年6月1日以降、利用状況Webサイトから順次手続きが可能。 |
既存利用事業所 | ライセンスの更新時にフリーパスキャンペーンが適用され、以降1年間ライセンス料が無料となります。 |
メリット
通常年間21,000円のライセンス料が0円になります。
対象
全ての介護事業所が対象です。
システムの詳細は、ケアプランデータ連携システム公式サイトで確認できます。
ケアプランデータ連携システムヘルプデスクサポートサイトこのキャンペーンは、利用ライセンス更新のタイミングでの離脱を防ぎ、新たな事業所の導入を促進する目的があると考えられます。今後の利用状況にどのような影響を与えるか、引き続き注目されます。
ウェルケアではケアプランデータ連携システムの利用数を独自に毎月調査し、その状況を都道府県別に見やすく表示しております。
過去の状況等、さらなる詳細については下記ページより是非ご確認ください。