介護伝送ソフトまたは介護請求クラウドサービス(以下介護伝送ソフト)は、ともに通常以下の共通の機能を持っています。

  • 1. 請求の送信
  • 2. 請求の取消し
  • 3.状態の推移確認
  • 4.審査・支払結果の受信
  • 5.おしらせ・連絡文書の受信

なぜ国保連の電子請求受付システムがあるのに介護伝送ソフトが必要なのか?

介護伝送ソフトは、国保連の「電子請求受付システム」と連携しています。 この電子請求受付システムはログインし利用できるシステムであり、このシステムがあるのに何故わざわざ介護事業所は介護伝送ソフト を利用しなければいけないのでしょうか?

「請求の送信(受付)」・「送信取消(受付取消)」については、電子請求受付システムではできない仕様になっている。というのが理由です。

つまり、この仕様・方針上、伝送の送信と取消は介護伝送ソフトを使わなければできないのです。

電子請求受付システムの機能について

では、ここで先に一覧にした機能について電子請求受付システムができる事、できない事をまとめます。
機能 電子請求受付システム
請求の送信 ✕ できない
請求の取消し ✕ できない
状態の推移確認 〇 できる
審査・支払結果の受信 〇 できる
おしらせ・連絡文書の受信 〇 できる

介護伝送ソフトの役割

ここまでの説明でお分かりいただけたと思いますが

介護伝送ソフトを使うという事は、「送信」と「送信取消」を行うのが主な役割である、とういう事です。

他の機能は、伝送ソフトに付随してれば便利でありがたい事ですが、電子請求受付システム上でできてしまうのですから。。。

介護伝送請求の未来??

では何故ブラウザから電子請求受付システムに請求ファイルをアップロードすることで 請求の送信、ブラウザ上で取消ができないのか?

理由は「セキュリティ」「安全性」の為という事のようです。ですので電子証明書をパソコンへインストールし正当に許可を得たユーザからの請求であることを、認証局にて確認する。 つまり「ハッキング・なりすましなどの不正を防ぐ」という事ですが、現在広く使われている2段階認証などのセキュリティ対策を講じればブラウザからでも十分運用できるかと思われます。

現実、伝送請求にはクラウド型のサービスがあります。クラウド型ではソフトのインストールは不要でブラウザにファイルをアップロードし利用します。 クラウド型のサービス提供法人は安全であると謳い問題なく運用されているようです。

将来的には、介護事業者が請求ファイルをアップロードすることで「送信」、ブラウザ上で「取消」処理ができるようになれば、電子証明書の発行や請求伝送ソフトや伝送サービスに費用がかからない時代がくると想像します。

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