出典:厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1530」
掲載日:令和8年7月30日

介護施設やデイサービスでは、車椅子を利用する方を自動車で送迎する機会が多くあります。今回、厚生労働省は、送迎中の事故を防ぐために、消費者庁が公表した調査結果や安全に役立つ情報を全国の介護事業所へ共有しました。


送迎中の事故を防ぐための情報が共有されました

消費者庁は、車椅子を利用している方を自動車で送迎しているときに起きた事故について調査を行い、その経過報告を公表しました。


厚生労働省は、この報告を介護施設や介護サービス事業所で活用し、送迎時の事故を未然に防ぐための参考にしてほしいと呼びかけています。


なぜこの情報が大切なの?

車椅子を利用する方の送迎では、車椅子の固定不足やシートベルトの装着ミス、乗り降りの際の不注意などが事故につながることがあります。


事故は利用者だけでなく、介護職員や運転者にも大きな影響を与えます。そのため、一人ひとりが安全確認を徹底し、正しい手順で送迎することがとても重要です。


テクノエイド協会の情報も活用しましょう

厚生労働省は、公益財団法人テクノエイド協会が公開している「事故・ヒヤリハット情報」の活用も紹介しています。


このページでは、福祉用具や車椅子に関する事故や「もう少しで事故になりそうだった事例(ヒヤリハット)」を調べることができます。また、安全に利用するためのポイントや事例集も公開されています。


福祉用具「事故・ヒヤリハット」情報(テクノエイド協会)


介護現場で実践したいポイント

  • 送迎前に車椅子が正しく固定されているか確認する
  • 利用者のシートベルトを確実に装着する
  • 乗り降りの際は慌てず、利用者の様子を確認しながら介助する
  • 事故やヒヤリハット事例を職員同士で共有し、再発防止につなげる
  • 安全に関する最新情報を定期的に確認する

まとめ

今回の通知は、車椅子利用者の送迎時に起こる事故を減らすため、消費者庁の調査結果やテクノエイド協会の安全情報を介護現場で活用してほしいという内容です。


日頃から送迎手順を見直し、安全確認を徹底することで、利用者が安心してサービスを利用できる環境づくりにつながります。