出典:厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1487」
掲載日:令和8年3月31日


今回の通知のポイント

この資料は、認知症の方を支える介護職員の研修について、一部ルールが見直されたことを説明しています。
より良いケアができるように、研修内容や進め方が新しくなりました。


いつから変わるの?

新しいルールは、令和8年4月1日から始まります。
ただし、令和9年3月31日までは、これまでの内容でも対応してよいとされています。


どんな研修があるの?

認知症の介護に関する研修は、主に次の3つがあります。

・基礎研修(はじめて学ぶ人向け)
・実践者研修(現場で働く人向け)
・リーダー研修(チームをまとめる人向け)


見直しの大きなポイント

今回の改正では、次のような点が変わりました。


① 本人中心のケアをより重視

認知症の方本人の気持ちや希望を大切にする考え方が、より強くなりました。
家族も含めて、その人らしい生活を支えることが重要とされています。


② 「共生社会」という考え方

認知症があっても地域で普通に暮らせる社会(共生社会)を目指す内容が強化されました。
地域とのつながりや支え合いも大切にされています。


③ 研修内容がより実践的に

日常生活の支援(食事・入浴・排せつなど)や、行動・心理症状(BPSD)への対応など、
現場で役立つ内容がより具体的になりました。


④ チームでのケアを強化

一人で対応するのではなく、チームで支えることが重要とされています。
リーダー研修では、チームづくりや会議の進め方なども学びます。


⑤ 家族への支援も重視

介護する家族の気持ちや負担を理解し、支援する内容がしっかり取り入れられました。


⑥ 地域との連携を強化

介護サービスだけでなく、地域の人や資源を活用することが大切とされています。
地域ぐるみで支える考え方が広がっています。


⑦ オンライン研修の活用

状況に応じて、オンラインでも研修ができるようになっています。
ただし、対面と同じ効果が出るように工夫が必要です。


まとめ

今回の見直しは、認知症の方が「その人らしく生きる」ことをより大切にした内容です。
また、職員一人ひとりのスキルだけでなく、チームや地域全体で支えることが重要になっています。
これにより、より質の高い介護サービスが期待されています。