出典:厚生労働省「介護保険最新情報 Vol.1428」
掲載日:令和7年10月17日


「介護情報基盤ポータル」が新しくなりました

厚生労働省は、介護に関する情報を集めて共有する仕組み「介護情報基盤」を活用するためのサイト「介護情報基盤ポータル」に、新しい機能を追加したと発表しました。
このポータルサイトを使えば、介護事業所や医療機関がオンラインで登録や申請、問い合わせなどを簡単に行えるようになります。


新しく追加された4つの機能

今回のアップデートでは、次の4つの機能が新たに加わりました。


① ユーザ登録(マイページ)機能
介護事業所や医療機関が自分の情報を登録し、申請状況などを確認できるマイページが利用できるようになりました。


② 市町村の対応状況の公開
各市町村が介護情報基盤にどのように対応しているかを確認できるようになりました。情報は今後も更新・追加されます。


③ 助成金のオンライン申請
介護情報基盤を導入する際の費用に対して、助成金を申請できるようになりました。申請はポータルサイトから行えます。
助成金の申請期間は令和7年10月17日から令和8年3月13日までの予定です。


④ 電話・チャットでの問い合わせ機能
これまでのフォーム入力に加え、電話やチャットボットでも問い合わせができるようになりました。


助成金でサポートされる内容

介護情報基盤を導入する事業所や医療機関には、次のような費用が助成の対象となります。


・カードリーダーの購入費用
・システム接続などの技術サポート費用
・主治医意見書を電子的に送信するための機能追加費用(医療機関向け)


助成額の上限は、事業所の種類や規模によって異なります。詳しくはポータルサイトで確認できます。


「介護情報基盤」とは?

「介護情報基盤」とは、介護に関するさまざまな情報(要介護認定やケアプラン、介護保険証の情報など)を、介護事業所・市町村・医療機関・利用者の間で安全に共有できる仕組みのことです。
この仕組みによって、事務作業の負担を減らし、現場の効率を上げることができます。


問い合わせ先とリンク

介護情報基盤ポータルや助成金についての詳しい情報は、公式サイトで確認できます。
介護情報基盤ポータル(外部サイト)


また、導入や申請に関するマニュアルも公開されています。
各種資料ページ(外部サイト)


介護現場のデジタル化を進めるための大きな一歩として、各事業所での早めの登録・活用が呼びかけられています。