出典:厚生労働省「令和7年度 介護デジタル中核人材養成に向けた調査研究事業」
掲載日:令和7年9月1日


なぜこの研修が必要なの?

日本は高齢化が進み、介護をする人が足りなくなっています。
そこで国は、介護の現場でデジタル技術(ICTやロボットなど)を使い、生産性を高めることを進めています。
そのために「デジタル中核人材」という、介護の現場でテクノロジーを活用し改善できるリーダーを育てる研修を行います。


研修の目的

この研修の目的は3つです。
1. デジタル技術を使って介護の質を上げることを理解する
2. チームで業務改善を進めるリーダーシップを学ぶ
3. 利用者の自立を助けるために、科学的な介護の知識を身につける


誰が参加できるの?

対象は次の条件を満たす人です。
・介護施設や事業所で3年以上働いた経験がある人(職種は介護職以外でもOK)
・今後、業務改善や介護テクノロジーの導入に取り組みたい人


研修の内容

研修はオンラインで行われます。内容は次のようになっています。
・事前課題(動画学習やZoomの操作確認など)
・3日間のオンライン授業(問題発見・業務改善・テクノロジー導入などの演習)
・自分の職場で実践課題(業務分析やテクノロジー導入計画をつくる)
・確認テスト


研修の期間と定員

期間は2025年10月から2026年2月までです。
全国や一部地域で合計9セットあり、合わせて約1,500人が受講できます。
定員に達し次第、申し込みは締め切られます。


費用と修了証

受講は無料です。
修了すると「修了証」がもらえ、介護サービス情報公表制度で研修修了者として活用できます。


申込み方法

全国対象(№1~5、8~9)の場合は、日本介護福祉士会の研修管理システム「ケアウェル」から申し込みます。
ケアウェルの詳細はこちら:ケアウェル申込ページ
山形県(№6)や三重県(№7)の場合は、各地域の介護生産性向上センターに問い合わせて申し込みます。


参加者の声

昨年の受講者からは「まずできることから始めて効率化が進んだ」「職員の意識が変わり業務が見える化した」など、前向きな感想が寄せられています。


まとめ

介護の未来を変えるために、テクノロジーを活用できる人材が求められています。
この研修は、現場での改善や新しい技術の導入を進めたい方にとって、大きな一歩になるはずです。