全国保険者一覧が更新されました。

今回の更新内容としては、秋田県の由利本荘市、にかほ市の2市で構成する「本荘由利広域市町村圏組合」が解散されるとのことでした。

証記載保険者番号 保険者名 広域連合構成市町村/行政区分名 保険者名 広域連合構成市町村/行政区分名
052100 本荘由利広域市町村圏組合 秋田県由利本荘市 由利本荘市
052142 秋田県にかほ市 にかほ市

本荘由利広域市町村圏組合とは...

本荘由利広域市町村圏組合は、旧本荘市・由利郡の1市10町を圏域とする一部事務組合として、昭和45年に設立され、現在、し尿処理施設の設置及び管理運営、養護老人ホームの設置及び管理運営、介護保険者事務など9つの共同処理事務を行っております。

※由利本荘市HPより引用 詳細はこちら

尚、広域市町村圏組合で介護保険を行うメリットして以下が挙げられます。

  • 財政・人材の共有
  • サービスの質向上
  • 専門性の確保
  • 住民利便性の向上

一方で解散する理由については...

平成17年の市町村合併により、構成団体は「由利本荘市」と「にかほ市」の2市のみとなり、広域での事務処理体制の必要性が大きく変化しました。複数自治体によるスケールメリットや効率性が前提であった組合にとって、構成市が2つだけとなったことで、広域的な運営の意義が薄れ、むしろ組織の維持が非効率なものとなっていきました。

また、今後も業務縮小が見込まれる中で、組合では新規職員の採用を控えてきたため、人員不足が深刻となり、事業の継続が困難となっていました。

加えて、行政改革の視点からは「二重行政の解消」や「市民から見えやすい行政の推進」が求められており、組合という中間組織の解消は、迅速で柔軟な行政運営の実現につながると判断されました。

特に介護保険事業については、国が進める「自治体システム標準化」への対応も必要とされ、令和7年度中に由利本荘市・にかほ市がそれぞれ単独保険者として運営することが決定しました。

これらの状況を踏まえ、両市は令和4年12月に「本荘由利広域市町村圏組合解散に向けた協議の覚書」を締結し、順次各事業の市への移管を進めた上で、令和9年3月31日を目処に解散を進める。

※由利本荘市HPより要約 詳細はこちら

としています。

全国の保険者一覧下記のページよりご確認頂けます。

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