【 厚労省PDFをWebで見やすく 】人口構造の変化についての参考資料


第8次医療計画等に関する検討会の資料を参考資料としています

第8次医療計画等に関する検討会(第8次医療計画、地域医療構想等について)の資料

人口動態(国全体)

年齢層別人口動態(1950年-2110年)

ポイント

2040年頃まで65歳以上の人口が増え続けピークを迎え、その後は減少に転じる。

1995年以降、生産年齢(15歳~65歳)の人口は減少し続ける。


人口動態(高齢者と現役世代)

生産年齢人口の減少率と高齢者の増加率(2000年-2040年)

ポイント

2040年までに高齢者(後期高齢者)は増加し続けるのに対し生産年齢の人口は急減する

生産年齢人口の減少は2025年から加速する


人口動態(都道府県での増減)

2025年から2040年にかけての65歳以上70歳以上の人口動態

ポイント

2040年までに高齢者(後期高齢者)は全体として増加し続けるが、減少する都道府県が発生する

2040年までの65歳以上の人口が増加する都道府県=計26、減少する都道府県=計21

2040年までの65歳以上の人口増加数は都市部で多い傾向がある

2040年までの75歳以上の人口が増加する都道府県=計30、減少する都道府県=計17

2040年までの75歳以上の人口減少が大きいのは大阪府


就業者数

需要面から推計した医療福祉分野の就業者数推移

ポイント

2040年までに減少する総就業者数に対し医療福祉の人材の需要割合は増える

対策1:多様な就労・社会参加( 働き方改革 )による人材確保

対策2:健康寿命の延伸による人材確保

対策3:医療・福祉サービス改革による人材確保


医療需要(入院患者数)

入院患者数の変化

ポイント

入院患者数は2040年がピーク

2040年ピーク時の入院患者数の8割が65歳以上となる見込み

入院患者数が最大になる年は都道府県で異なる


医療需要(外来患者数)

外来患者数の変化

ポイント

外来患者数は2025年がピーク

2040年までに65歳以上の外来患者数は増加し全外来数の6割ほどを占める見込み

2025年までに多くの医療圏で外来患者がピークをおえる

外来受療率は85歳より減少している(85歳を超えると外来へ通うことが困難となる為)


医療需要(在宅患者数)

在宅患者数の変化

ポイント

在宅患者数は増え続け2025年以降にピークとなる

2025年は団塊の世代が75歳以上になる年

訪問診療/訪問介護、オンライン検診などの需要が増える


医療需要(医療・介護)

年齢階級別の要介護認定率と85歳以上の人口推移
ポイント

65歳=ほぼ2割が介護を必要とし8割が自立

75歳=ほぼ3割が介護を必要とし7割が自立

85歳=ほぼ6割が介護を必要とし4割が自立

2025年から2040年は後期高齢者全体の人口はゆるやかに増加するが、85歳以上の人口は増加する(2025年は団塊の世代が75歳以上になる年)

最後に

2025年から2040年まで変わっていく人口構造にあわせた、中長期の対策・計画に少しでもお役に立てれば幸いです。