介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査 (令和元年12月)【求人事業所調査編】


※このページは厚労省のPDF 医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要) の一部を掲載したものです。

介護分野の職業紹介について(求人事業所への調査結果)

1.事業所の形態(上位6形態)2.利用した採用方法

【 参考 】 2.介護事業所が採用の際、主に利用した方法 (上記表より 利用%合計が高い順)



No. 採用方法 %の合計
1公共職業安定所137.6
2 民間職業紹介事業者88.3
3インターネットやSNSの求人情報サイト掲載72.0
4直接募集65.3
5縁故50.1
6求人情報誌掲載47.6
7学校等(大学、看護学校、専門学校等)28.0
8新聞広告掲載24.7
9社会福祉協議会18.1
10ナースセンター12.7
11特別の法人等(地方公共団体、商工会議所等)3.1


(2.で「民間職業紹介事業者を利用している」と回答した者への質問)3.民間職業紹介事業者を利用する理由

【 参考 】(2.で「民間職業紹介事業者を利用している」と回答した者への質問)3.民間職業紹介事業者を利用する理由(上記表より %が大きい順)


No. 理由 %の高い順
1ハローワークやナースセンターなど他の採用経路では、人材が確保できなかったため73.3
2 確実に求職者を紹介してもらえるため33.3
3民間職業紹介事業者からの営業活動があったため31.3
4迅速に求職者を確保することができる(採用に至るまでのスピード)31.0
5多くの求職者からの応募が期待できる23.0
6求職者と事業所がお互いについて十分理解した上で採用できる(ミスマッチの少なさ)13.0
7能力の高い求職者を紹介してもらえる4.0
登録手続きが手軽にできるため4.0
8苦情やトラブルの際に的確に対応してもらえる3.0
9就職後のアフターケアが充実している0.3
10関連の賠償責任保険サービスが充実しているから0.0
日祝・夜間でも連絡が取れる0.0

(2.で「公共職業安定所」や「ナースセンター」と回答しなかった者への質問)4.公共職業安定所やナースセンターなど無料の機関を利用しない理由

【 参考 】(2.で「公共職業安定所」や「ナースセンター」と回答しなかった者への質問)4.公共職業安定所やナースセンターなど無料の機関を利用しない理由(上記表より %が大きい順)


No. 公共職業安定所やナースセンターなど無料の機関を利用しない理由 %の高い順
1なかなか求職者を紹介してもらえないため47.5
2迅速に求職者を確保できないため(採用に至るまでのスピード)28.0
3多くの求職者からの応募が期待できない23.7
4能力の高い求職者を紹介してもらえないため15.3
5登録手続きが煩雑であるため9.3
6無料職業紹介事業者からの営業活動がなかったため7.6
7開設時間(相談できる・対応してもらえる時間)が限られているため5.9
8就職後のアフターケアが不十分なため4.2
医療、看護、介護分野において無料職業紹介が行われていることを知らなかった4.2
9苦情やトラブルの際に的確に対応してもらえないため3.4
10就職前の相談支援が不十分なため0.8

5.民間職業紹介事業者経由の求人充足割合 (5.で「100 %」以外を選択した者への質問)6.民間職業紹介事業者を経由した求人が充足しない理由

【 参考 】(5.で「100 %」以外を選択した者への質問)6.民間職業紹介事業者を経由した求人が充足しない理由(上記表より 数が大きい順)


No. 理由 数値が大きい順
1地域的に求人職種を希望する求職者が少ないため26.3
2求職者の希望に合った労働条件の提示が難しいため19.0
3求職者の希望に合った処遇の提示が難しいため18.4
4事業所の知名度が低いため5.0

7.採用経路別採用人数 8.採用1 件あたりの職業紹介事業者に支払った手数料額

【 参考 】8.採用1 件あたりの職業紹介事業者に支払った手数料額(上記表より )


職種 採用1件あたりの手数料額(平均) 回答事業所数
介護支援専門員64.2万円26.3
介護職員50.1万円156
看護職員71.0万円91
リハビリ専門職78.3万円23

 
9.紹介手数料等が経営に与える影響

【 参考 】9.紹介手数料等が経営に与える影響(上記表より )


意見パーセント
経営上負担となっており、手数料等は、高いと考える70.4%
経営上負担となっていないが、手数料等は、高いと考える16.6%
経営上負担となっているものの、手数料等は、適正であると考える6.3%
経営上負担となっておらず、手数料等は、高いとは考えていない6.7%

 
10.紹介手数料について、地域別、所在市町村別の分析

【 参考 】10.地域別「介護職員」の手数料額(平均)が高い順(上記表より)


No.地域手数料額(平均)
1.東海63.4万円
2.北海道59.8万円
3.中国51.6万円
4.南関東51.3万円
5.近畿50.0万円
6.四国48.3万円
九州・沖縄48.3万円
7.北陸45.8万円
8.東北41.6万円
9.北関東・甲信34.3万円

【 参考 】10.地域別「経営上負担となっており、手数料等は、高いと考える」と回答した割合(上記表より 高い順)


No.地域割合
1.南関東80.7%
2.四国73.9%
3.東海73.0%
4.近畿72.2%
5.九州・沖縄68.3%
6.東北68.0%
7.中国64.0%
8.北関東・甲信58.5%
9.北陸57.9%
10.北海道57.7%

【 参考 】10.地域別「介護関係職種の有効求人倍率(平成 30 年度)」が高い順(上記表より)


No.地域有効求人倍率
1.東海5.37倍
2.南関東5.36倍
3.近畿4.35倍
4.北陸3.67倍
5.北関東・甲信3.66倍
6.中国3.45倍
7.四国3.25倍
8.東北3.01倍
9.北海道2.88倍
10.九州・沖縄2.85倍

11.民間職業紹介事業者を経由した就職者の離職状況 12.民間職業紹介事業者以外を経由した就職者の離職状況

【 参考 】11.12.民間職業紹介事業者経由、それ以外経由での離職状況(上記表より)


民間職業紹介事業者経由の離職率 民間職業紹介事業者以外の離職率(※)
3ヶ月以内 6ヶ月以内 3ヶ月以内 6ヶ月以内
介護支援専門員 16.2% 21.6% 10.7%(-5.5) 14.3%(-7.3)
介護職員 28.2% 38.5% 17.9%(-10.3) 25.6%(-2.6)
看護職員 21.3% 32.5% 12.4%(-8.9) 22.3%(-10.2)
リハビリ専門職 3.0% 3.0% 7.1%(+4.1) 7.1%(+4.1)
その他 12.5% 18.8% 9.5%(-3) 12.7%(+0.2)
(※)括弧内の数字は民間職業紹介事業者経由と民間職業紹介事業者以外経由の差分。

13. 民間職業紹介事業者を通じた採用におけるトラブルについて

【 参考 】13.民間職業紹介事業者を通じた採用におけるトラブルについて(上記表より %高い順)


トラブル
トラブルは特にない60.1%
入職してから、求める能力や適性を備えていないことがわかった(ミスマッチ)21.4%
すぐに辞めてしまった18.7%
その他8.9%
紹介手数料の金額について民間職業紹介事業者とトラブルになった4.5%
採用後、労働条件について求人者と求職者で認識に差があり、トラブルになった4.2%
民間職業紹介事業者の紹介により採用した者が、同じ業者より他の職場への転職を勧められた2.2%
紹介手数料を支払う時期について民間職業紹介事業者とトラブルになった1.8%
民間職業紹介事業者が、職員に対し求職登録を勧めていた0.7%

(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)14.採用した人が辞めた後の対応

【 参考 】(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)14.採用した人が辞めた後の対応(上記表より %高い順)


採用した人が辞めた後の対応
代わりの人が採用できず、欠員になってしまった51.5%
民間職業紹介事業者ではない別の方法で代わりの人を採用した24.3%
別の民間職業紹介事業者から求職者を紹介してもらい採用した23.3%
派遣会社に依頼し、派遣職員(派遣会社が雇用する職員)で充当した16.5%
同じ民間職業紹介事業者から、紹介手数料ありで別の求職者を紹介してもらい採用した12.6%
その他10.7%
同じ民間職業紹介事業者から、紹介手数料なしで(又は割引後の金額で)別の求職者を紹介してもらい採用した2.2%

(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)15.入職後何ヶ月で辞めてしまったか 16.手数料の返戻の有無

【 参考 】(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)15.入職後何ヶ月で辞めてしまったか(上記表より %高い順)


入職後何ヶ月で辞めてしまったか
1ヶ月以上3ヶ月未満64.1%
3ヶ月以上6ヶ月未満27.2%
1ヶ月未満3.9%
6ヶ月以上9ヶ月未満2.9%
9ヶ月以上12ヶ月未満0.0%
12ヶ月以上1.9%

(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)16. 手数料の返戻の有無

【 参考 】(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)16.手数料の返戻の有無(上記表より)


手数料の返戻の有無
返戻あった68.0%
返戻なかった32.0%

【 参考 】(13 で「すぐに辞めてしまった」と回答した者への質問)16.手数料の返戻があった者への返戻の割合(上記表より)


返戻の割合
全額12.9%
半分32.9%
3分の127.1%
その他27.1%

17.人材サービス総合サイトで手数料、就職者数、 6 ヶ月以内の早期離職者数などについて確認できることの認識

【 参考 】17.人材サービス総合サイトで手数料、就職者数、 6 ヶ月以内の早期離職者数などについて確認できることの認識(上記表より %高い順)


人材サービス総合サイトで手数料、就職者数、 6 ヶ月以内の早期離職者数などについて確認できることの認識
知らなかった80.1%
知っていたが、確認したことがない12.2%
知っていたので、確認したことがある7.7%

18.返戻金制度の認識

【 参考 】18.返戻金制度の認識(上記表より)


返戻金制度の認識
知っていた(返戻金を受けたことがある)30.5%
知っていた(返戻金を受けたことがない)36.5%
知らなかった12.2%

19.手数料についての説明の有無

【 参考 】19. 手数料についての説明の有無(上記表より)


手数料についての説明の有無
説明をうけた80.1.%
説明はなかった19.9%

20.紹介事業者の 2 年間の転職勧奨禁止の認識

【 参考 】20. 紹介事業者の 2 年間の転職勧奨禁止の認識(上記表より)


紹介事業者の 2 年間の転職勧奨禁止の認識
知らなかった79.2%
知っていた20.8%

21.お祝い金が望ましくないとされていることの認識

【 参考 】21. お祝い金が望ましくないとされていることの認識(上記表より)


お祝い金が望ましくないとされていることの認識
知らなかった77.3%
知っていた22.7%

22. 民間職業紹介事業者に対する要望

【 参考 】22. 民間職業紹介事業者に対する要望(上記表より %高い順)


民間職業紹介事業者に対する要望
紹介手数料の金額を下げてほしい55.1%
入職後、きちんと定着してくれる人を紹介してほしい61.5%
経験やスキルなどの条件に合った求職者を紹介してほしい30.5%
即戦力になる人材を紹介してほしい24.2%
できるだけ早く求職者を紹介してほしい12.9%
就職後のアフターケアを丁寧に行ってほしい12.7%
登録求職者の数を増やすなどして、できるだけ多くの求職者を紹介してほしい11.1%
特に希望はない9.1%
その他8.1%

23.国に対する要望

【 参考 】23.国に対する要望(上記表より %高い順)


国に対する要望
公共職業安定所(ハローワーク)による職業紹介の充実60.6%
紹介手数料の適正化54.7%
ナースセンター(無料職業紹介事業者)による職業紹介の充実22.3%
優良な職業紹介事業者を紹介してほしい18.5%
苦情やトラブルが起こった時の相談窓口の設置等の対応の充実16.9%
悪質業者に対する取り締まりの強化9.4%
民間の職業紹介をより使いやすくするための規制改革9.1%
行政による求職者に対する教育訓練等の支援の充実8.4%
外国人労働者を活用しやすい環境を整備してほしい8.4%
人材サービス総合サイトの一層の機能強化及び周知5.7%
特に希望はない5.4%
その他5.0%
労働市場や雇用に関する情報の積極的な提供4.4%
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